有機的に棲み分けるニッチシリーズ

ニッチとは隙間や適所のこと。語源は建築用語の「niche」で、巣窟や壁龕と呼ばれる壁のくぼみ。その壁面に設えた狭い飾り棚のイメージから「隙間」の意味となり、さらに生態的地位による生物の棲み分けの「適所」が加わり、総じてユニークな発想で「ニッチ」なニーズを満たす、というような言葉とされています。こうしたコンセプトをベースに、機能から余白まで簡潔にデザインされた「ニッチシリーズ」の3アイテムそれぞれが三位一体となり、有機的に棲み分け補完し合います。

Less Wallet + Narrow SleeveKey Purse

Niche Series

Less Wallet RugatoLess Wallet Rugato
  • ミースの言葉と建築の喩え

    Less is more は「少ないほど豊か」というミースの言葉。一方、Less Walletは「最小限の財布」として Lessまでをお手元にお届けし、その先のMoreについては使い手の判断に委ねます。つまり最小限とは相対的なもの。人それぞれ解釈が違い、形態や中身が日々の習慣や用途とのバランスが取れていなければ、豊かではなく残念な財布となりかねません。

    この「最小限の財布」を建築に喩えるなら、山麓に佇む簡素な小屋のようなもの。建築界の巨匠といわれたル・コルビュジエの終の棲家となったカップマルタンの休暇小屋も然り。ごく限られた人々にしか理解されない、ある意味で不完全な形態でしょう。しかし小屋好きの主人や好事家が、この狭小空間ならではの愉しみを見出し、一人悦に入っている様子も目に浮かびます。